エンプラ成形は、もともと金属や陶器などの代替材として開発されたものが多く、
それぞれ異なる性質の材料を成形するには多くの知見と技術力が必要になります。
当社は、長い歴史の中で培った豊富な実績と経験で、
お客様の様々なご要望に合わせたスーパーエンプラ材料(PEEK、PPS、LCP、他)を選定し、
運用面も考慮した最適な内容でご提案することができます。
当社が誇るスーパーエンプラ(PEEKやPPS、LCP)
等の射出成形における強み
- 当社が誇るエンプラ成形における強み
商品・製品お使いいただく環境温度が高ければ高いほど、成形時の温度も高いプラスチック材料の選定が必要になり、相応の成型機や金型温調器が必要になります。
当社では、あらゆるスーパーエンプラ成形を可能とする設備を整えています(全成形機高温仕様、超耐食耐摩耗スクリューシリンダ、高温対応金型温調器、原料除湿乾燥機、他)。
スーパーエンプラ材での成形は、どれか1つでも設備が不足すると精度が大きく左右され、製品品質を維持することはできません。
- スーパーエンプラ材料の豊富さ
エンプラ材料は非常に高価なものが多いです。
そのため、企業に余裕が無ければ多種多様なエンプラ材料を保有することは難しいです。当社では、常に300種類以上のエンプラ材料の在庫を保有しており、原料選定の試作では企業さまのご要望に合わせた材料での試作が可能です。
また、試作を行い当初想定していた材料で結果が得られなかった場合にも、すぐさま別のエンプラ材料で試作が可能なため、納期に支障をきたすことなく対応することができます。 - スーパーエンプラ成形における金型作り
スーパーエンプラ成形において、何より重要とされるのが金型作りです。
金型鋼材の選定は当然のことながら、設計段階において過去トラや危険予知など、これまでに培ったノウハウや経験を活かし金型設計ができる事こそが私たちの最大の強みと言えます。
そのために、最新の流動解析ソフトや3Dプリンターを活用することで、ゲート方案・最終充填箇所・ガスベント設置個所・部位別金型鋼材選定などを実施することができます。時代とともに変化を続けるモノづくり。ご要望に沿った金型を、だた納品するだけでは意味がありません。長い生産期間にも、安定した品質で量産し続けられるものにこそ真の価値があり、当社は長年の経験と実績をもとに、お客様の運用面を考慮した最適な内容でご提案させていただきます。
- スーパーエンプラ成形の品質維持
「鉄より硬いプラスチック」と呼ばれるものもある程、スーパーエンプラは非常に特殊な材料です。試作段階でいくら品質が良くても、それを数カ月・数年単位で一定の精度を保ちながら継続生産することは容易ではありません。
当社では、品質を損なうことなく継続生産できるよう数多くの検査機器や品質管理に欠かせない間接的設備も多く保有しており、安心安全に供給することが可能です。また、生産管理のIOT化が進んでおり、金型の生産数や状態をシステム上で徹底管理しています。そのため、金型は常に最新の状態を維持し、お客様から受ける様々な依頼にも高品質かつスピーディーに対応することができます。
当社のこだわり
金型洗浄機もその1つです。
汎用樹脂成形では、新型完成から生産終了まで一度も金型を全分解洗浄せずに管理されている金型も多く存在しますが、スーパーエンプラ成形では、金型も樹脂も非常に高温下で製造します。そのため金型のメンテナンスを定期的に実施し良い状態を保つことで安定した品質で提供することができると言えます。 - 蓄積した実績と経験
エンプラ材料は高価な上、1つ1つにそれぞれ特徴があります。
そのため、数多くのエンプラ材料の特徴を把握し、使いこなせるつくり手の技術力が必要不可欠です。私たちは、長い歴史の中で蓄積された経験と常に多種多様なエンプラ材料を使いこなす環境に身を置いているため自信があります。
試作の実行段階で実現できなかった成形品も、即時に他の特徴を持ったエンプラ材料を提案することができ、新たな試作を実行することが可能です。
対応可能な材質一覧
- PA6(6ナイロン)
- PA66(66ナイロン)
- PA11
- PA12
- PPS
- PEEK
- PEI(ウルテム)
- PC
- PSU
- PSF
- LCP
- PAI
- POM
- TPE
- PBT
- PET
製作実績
- 自転車部品の一部
- 知育玩具の製造