スーパーエンプラ（PEEKやPPS）等のインサート成形は三優ライト工業株式会社

創業以来、試行錯誤を繰り返し培った当社のインサート成形技術は、
各分野のリーディングカンパニーと称される企業さまからの、
ご要望にお応えし続けている実績があります。
また、生産管理においてはIoT化を実現させ、スーパーエンプラをはじめとする、
プラスチック材料を用いたインサート成形の品質維持のため、
いち早く全自動化を推進し、時代とともに進化を続ける成形技術の向上にも貢献しています。

スーパーエンプラ
（PEEKやPPS）等の
インサート成形における強み

各種産業用ロボットを活用した全自動インサート成形
従来のインサート成形は、携わる「人」によって品質が大きく左右され、トラブルも多く安定供給が難しいとされた高度な生産手法でした。
プラスチック射出成形メーカーで、全自動インサート成形が行える当社は極めて珍しく、人手が必要になる工程が多く品質面においての安定化を図るには、作り手の技術力向上や、人材育成にも注力しなければなりません。
理由
金具などを金型にインサートするために、作業者一人が成形機に付きっきりで進捗を確認しなければならず、人員確保が容易ではない。
担当する作業者によって品質が左右されるため、標準化が難しい。
作業者の熟練度合により生産数量が左右される。
製造サイクルタイムが不安定になるため、製造時点での品質維持が難しい。
当社では、非常に早い段階から各種産業用ロボットを使った機械化に踏み切り、人によって左右されていた生産性や品質維持を無人自動運転を実現することで担保しています。
インサートワークとスーパーエンプラ材を
用いたハイブリッド成形
金属製品を樹脂化する際に、どうしても金属を必要とする部位が発生します。
そこで誕生したのが、金属とプラスチックの異素材を組み合わせたハイブリッド成形（インサート成形）です。インサート成形においては、樹脂もスーパーエンプラ（エンプラ）も使用する事が多く、当社ではハイブリッド成形にも対応できる技術と実績があります。
理由
高強度・高精度を求められる製品が多いため。
そもそもが金属代替などで採用される事が多く、金属の特徴（高い強度・高温下での使用）を補う必要があるため。
スーパーエンプラ材のほとんどは、強度・精度を求められる。そのため、ガラス繊維・カーボン繊維で強化されている物が非常に多く、一般の成型機でそれらの材料を使用した場合、スクリューシリンダが摩耗により傷んでいまい、一般の成形メーカーでは対応が難しいとされる。
当社では、全ての成形機に超耐食・耐摩耗のスクリューシリンダを組み込んでいるため、ガラス繊維・カーボン繊維が多量に添加されている材料でも、スムーズに生産可能な環境が整っております。
各種産業用ロボットを用いたインサート成形
当社で行うインサート成形のほとんどは、各種産業用ロボットを活用した全自動インサート成形です。
導入しているシステムは、市販の汎用パーツフィーダー・産業用ロボットを活用しています。
理由
汎用機を活用することで、安価に全自動インサートシステムを構築できる。
汎用機は全て当社の設備であるため、全自動インサートシステムで、安定した品質の製品をスピーディーにお届けすることができる。
汎用性の高いインサート成形
インサート成形を行うメーカーでは、「縦型成形機」を主に導入しています。
理由
一般的によく用いられているため。
重力を利用し金具を金型内にインサートするため安定している。
当社ではあえて「横型成形機」を導入し、限られた土地を有効活用しながら、大小問わずご要望に合わせた成形品を製造しています。「横型成形機」は汎用性が高いため、決められた成形品だけを作るのではなく、他の成形品製造に応用が可能です。また、 24時間稼働の全自動成形システムQCD向上と工程負荷率の軽減にも適しており、当社ならではの環境です。
インサート成形の総合プロデュース
全自動インサート成形を実現するために、早期の段階からの構想設計が必須です。金型ができあがってから再度構想設計を行うとなるとシステム構築費用も大幅に膨れ上がり納期にも影響を及ぼす可能性があります。
製造フローの比較

当社では、金型を受注した段階で構想設計を行いますので、従来のフローに比べて工程が少なく、安価にシステム構築ができます。また、量産をスタートさせる時点で全自動インサートシステムは完成しているため、スムーズかつスピーディーに対応することが可能です。